2009年3月30日月曜日

行ってらっしゃい

今日、ダンナさんが一足先に転勤先に移動した。
数日前からぽくこと二人でしっかりやっていけるだろうか。急病になったら・・泣きやまなかったら・・けがをしたら・・
考えれば考えるほど不安で心配で心臓がバクバクして眠れなかった。
そして今日、ダンナさんがいよいよ出発したのだ。
そんな不安でいっぱいだったから見送りにいったら号泣してしまうだろうと思っていた。
けれど、、新幹線の駅にぽくこと車で送っていったのだがダンナさんが車から降りた瞬間から
「事故なくしっかりぽくこを家に連れて帰らなきゃ!」という強い気持ちでいっぱいになった。
そうしたら、ダンナさんにも「しっかりがんばってね!お酒を飲み過ぎちゃだめだよ!」という言葉になった。
帰り道、後部座席に座るぽくこに「ママと二人でお留守番だよ。頑張ろうね」と声をかけ、
ぽくこの好きな歌を歌いながら帰った。

実家から遠く離れることが寂しくて涙声で母に電話したとき
「子供がいたら寂しさなんて半減するから」そう言葉をかけられたけれど
本当だった。

2009年3月26日木曜日

さくら

すぐ近くにある神社の長い階段は両脇に桜の木がある。
今、桜は満開を迎えて見事な桜のトンネルになっている。

今日、ぽくことその桜のトンネルを通ってみた。
ここへ来て3回目の桜だけれどトンネルは最初で最後。
ぽくこを授かる前はこの階段を毎日毎日上ったっけ。

ぽくこは木についたその淡いピンクの物体を不思議そうにじぃーっと眺めていた。
階段に座り、ぽくこにここに来てからぽくこがお腹の外に出てくるまでの話をしたけれどぽくこは大人しく耳を傾けていた。

ぽくこは何か異変を感じるのか一日中まとわりついて離れなかった。
移動も大変だけれど、新しい環境になじむのもまた大変だね。
ママがしっかりしないと・・・ね。

2009年3月25日水曜日

ショック

今日はダンナさんのお誕生日だ。
時間がなくて手の込んだ料理はできないけれどせめて好きなものを作ろう。
準備万端で待っているけれども帰ってこない。
ずいぶん遅くなって電話が鳴った。
「転勤になった。」
昨日だと思っていた辞令は今日だったのだ。

ここは全国でも珍しい出生率が右肩上がりの都市で、中でもこのあたりは子供がとても多い。
私が生まれた頃のように子供が多くてとても賑やかだ。
歩いていける距離にショッピングモールがあり、車で5分も走ればアウトレットもある。
小児科の先生も良い先生だし、重篤な場合のこども専門病院もすぐ近くにある。
眺めのよいベランダから毎日綺麗な夕焼けをぽくこと眺めた。
すぐ近くを流れる川のほとりをぽくこと散歩した。
そしてなにより実家にちかくて困ったときに助けてもらえた。

あると当たり前になってしまって感謝の気持ちが薄れがちだけれどこんなにも恵まれたところに住んでいたんだと実感。
いつでも会えるからと思っているうちに転勤。
もっともっとぽくこを会わせてあげればよかった。もっともっと・・
いろんな後悔が心を締め付ける。

遠く離れた知らない街にいく。
今度はぽくこもいる。不安でいっぱい。
しっかりしなきゃと思うけれど不安でいっぱい。
6回目の転勤。涙がこぼれたのは初めてだ。

2009年3月24日火曜日

癇癪

チハルちゃんを読み聞かせに誘ったら・・もう馴らし入園で午前中は保育園なんだとか。
あぁ、、そうなんだ。いよいよだな。
そんなやりとりをして午後からチハルちゃん家に遊びに行った。
久々に会ったチハルちゃんは益々歩くのが上手になってもう一人でトコトコ歩き回っていた。
初めてあった頃は一緒にいても「同じ空間にいるだけ」だった二人ももうすっかりお友達で大人にはわからない言葉でなにやら会話をしている風だし、ちょっとしたスキンシップもできていたりするからなんだか面白い。

しかし・・
赤ちゃん用のお菓子をお皿にのせて床に4人でお皿を囲んでいたら・・
ぽくこはお皿に手をつっこみガシャガシャと激しくかき回してお菓子を根こそぎ外へふるいだしてしまった。
あぁ、、やっぱり。
手を制止して「いけません」と言うと体を力の限り反らせてキャーっと奇声をあげる。。
隣で正座したチハルちゃんは無言でひたすらお菓子をパクついていた。

大丈夫なのかしら・・ぽくこ。

2009年3月23日月曜日

オロオロ

今日もサロンへ行ってみた。
火曜に行く予定にしていたけれど明日は図書館の読み聞かせに参加することにして今日にしたのだ。
ぽかぽかと暖かい日差しのなか、いつものようにベビーカーでぽくことお散歩を兼ねて出かけた。
すぐ近くの桜ももう待ちきれない!といった感じで蕾がふっくらとふくらんでいた。

今日は同じくらいの月齢の子がたくさんいた。
おもちゃが載るテーブルにぐるりと同じくらいの子供が手をついて立って微笑ましいなぁ・・・と、思っていたら
ぽくこは突然両手をバンっとテーブルにたたきつけたかと思ったらそのみんなが見つめるおもちゃをグシャグシャとかき回してテーブルからふるい落とした。
あまりの激しさに他の子は呆然としている・・・ぽくこは癇癪持ちなんだろうか。それとも自閉症とかそういうもの?
なんだか不安がよぎった瞬間だった。

ぽくこはその後いきなり端から端までハイハイで駆け抜けた後、中央にある棚に手をついて立ち上がった。
なんだか楽しそうにその棚にあるおもちゃをいじって遊んでいると思ったら・・
捕まっていた手がスルリと滑りぽくこは前に崩れ落ち、顔面を打った。
大声を上げて泣くぽくこをすぐに抱き上げてなだめたけれども激しく泣くばかりで泣きやまない。
職員の方がとんできて「血が出てる!」
幸い唇を少し切っただけで大事には至らなかったのだけれど、自分の子供の顔に血がついている状況ってこんなにも慌ててしまうものかと我ながら驚いた。

真後ろにいていつひっくり返っても大丈夫なように手を添えていたけれども、間に合わないときは間に合わないんだな。。と実感した出来事でした。

でもでもびっくりしたね。ごめんね、ぽくこ。

2009年3月21日土曜日

ちくちく

5月のような陽気。
いろんなものに興味を示すぽくこに是非ともきれいなお花をみせてあげたい。
そう思い立ち、ちかくの島にあるフラワーパークにでかけた。
渡船場は家から車で10分足らずの場所にあり、島も船で10分ほど。
さすがに長蛇の列だったけれどいろんな人の好意に支えられてぽくこはご機嫌に船旅を楽しんだ。
遠くに見える別の島や空を飛ぶかもめ。いろいろみせてあげたかったけれどぽくこは船から出る泡に夢中。。

フラワーパークはこのところの温かさでお花がたくさん。
中でも一面の菜の花は圧巻でバックの青い海とのコントラストがとても美しかった。
ぽくこは花先をつまんではむしりとりハラハラと花びらが落ちていく様をじーっとみつめていた。
芝生の上に毛布を敷き、ゴロゴロしてみた。
ぽくこの靴下をとり、芝生の方へ呼び寄せたけれども初めての「ちくちく」にびっくりしてすぐに毛布の上に逃げ帰ってしまった。
なんどか試みているウチにそーっと芝生の上を這ったけれどもやはりいまひとつ苦手なようだった。
よい気候になったからどんどん外へ出て芝生や土の上をどろんこになって遊ぶ楽しさを味わってほしいなぁ。

2009年3月18日水曜日

つぼみ

昨日に引き続き今日も気温が上昇、23度まであがった。
今日は図書館に情報収集と絵本を見に出かけたが家を出てすぐの駐車場の隣家にある立派な桜を見上げると今にも咲き出しそうな大きく膨らんだつぼみがたくさんついていた。
あぁ春だなぁ。あれからもう一年。
この季節になると大きな大きなお腹に話しかけながらお散歩した一年前の春を思い出す。
この桜が散って青い葉が茂り始めたらお腹の赤ちゃんがおんもに出てくる。
そう思いながら毎日毎日ふぅふぅ息をはずませて散歩したっけ。
元気いっぱいに生まれたぽくこはしっかりと両足で立ち、今にも歩き出しそうなまでに大きくなった。
バスタオル半分だったぽくこの世界はぐっと広がり、好奇心でいっぱいの目で窓の外を眺めている。

おむつを替えさせてくれずに動き回ったり、離乳食をまったく食べずにキーキー奇声をあげたり、もう!!と思うことはあるけれども
ぽくこが微笑むだけで心が温かくなる。綺麗な夕陽を一緒に眺めていると幸せすぎて涙がこみあげる。
大好きだよって頬をくっつけるとギューッとしがみつき頬をよりくっつけてきてくれる。本当に愛おしい。

今年は一緒に綺麗な桜を見ようね。

2009年3月16日月曜日

通院

ぽくこの便秘は相変わらず続いている。
病院から処方された腸内細菌を増やす薬を毎日飲んでいるけれどもなかなか改善しなかった。
その薬がなくなったので再び病院に行ってきた。
風邪の子供があふれかえる中、便秘で通院しているぽくこは元気いっぱい。
今日もぐったりした他の子供に「あ`ー!!」と大声でご挨拶。
2週に一度の通院はしばらく続くことになりそうだ。
ここ数日は安定して出たので安心していたが今日は再び排便がないまま終了した。

そして・・
今日はついに一口も離乳食を口にしなかった。
味だとか舌触りだとかそれ以前の問題でスプーンを受け入れないのだからどうしようもない。
椅子に座っても自分のものだと思われる食事が運ばれてくると身をのけぞって泣き出すのだ。
離乳食を初めて5ヶ月半。
あぁ毎日本当に気が重い。

2009年3月12日木曜日

デビュー

春らしい暖かい日が増えた。
カウントダウンだ。4月になるとチハルちゃんのママは職場復帰し、チハルちゃんは保育園に入園する。
週末はお互い家族で過ごすから会う機会がなくなるのだ。
これまでのぽくこを振り返るとチハルちゃんと遊んだ後におしゃべりが増えたりハイハイができたり。
子供は子供をみて刺激を受けていることがよく分かる。
「冬の間は風邪をもらうから」なんて言い訳で逃げてきたけれどもいよいよお尻に火が付いた。
可愛い我が子のためだ、頑張ろう。
そう言うわけで「育児サロン」に意を決して出かけてみた。

0歳児ばかりでは無いため、大きな子がドタドタと走りまわりボールが時折飛んでくる。
小さい子供が好きなのか大きな男の子がやけにぽくこにまとわりついてくる。
おもちゃを眺めていた隣の男の子が突然嘔吐する。
棚の向こう側の女の子がこちら側まで身を乗り出してズルズルーっと身を戻しながら棚を舐める・・・。
ぽくこもたくさんの子供たちに初めて遭遇して驚いたようだけれども
私もかなり驚いた。
しかしそんなにも沢山子供がいるのにぽくこは隅の本棚のまえに座りぺらぺらと本をめくっっていた。
2時間足らずの滞在ですっかり耳鳴りがして「とりあえずデビュー戦だし、今日はここまで」
とすごすごと帰ってきた。

ぽくこには物足りなかったかな・・と思ったけれどもそれなりに疲れたのかお風呂に入った後、ぽくこはすぐに眠りに落ちた。
またママは頑張るからね。