2009年4月12日日曜日

ばいばい

もうずいぶん前からバイバイをするようにはなっていたけれど
最近は拍手をしたりダンスをしたりして気持ちの表現をするようになってきた。
ダンナさんを駅まで送る間、ぽくこはせわしなく腕を振り続けていた。
道の向こう側のマンションのベランダに居る人、大きな音を立てて走り去っていく車、マンションにとまっているハト・・・
そんな物を対象にバイバイするのだがら忙しくて仕方がない。
「あした筋肉痛になるよ」と心配したくらいだ。
そしてパパとまたしばしのお別れ。
地下鉄の階段を下りていくパパに手を振ったけれど、すぐに他の何かに気を取られてパパの方をなかなか向かない。
しばらく待ったけれどもぽくこはやはり階段の下を見ないので、ダンナさんは私に手を振って駅へと消えていった。
ぽくこははっと我に返り、階段を見たけれどもそこにはもうパパの姿はなかった。
それでも階段の下にむかってぽくこはしばらく手を振っていた。
「さて、お家に帰ってお風呂にはいろうか」
そう言って夕暮れの道をぽくこと二人で帰った。
再びぽくこと二人だけになって寂しさがこみ上げてきたけれど、あと1時間もしないうちにこの子を風呂に入れ、ミルクを与え、寝かしつけなければならない。その後もやらなきゃいけないことが満載、寂しいなんて言っていられない。
そういう現実が気持ちを強くしてくれる。

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