2009年4月17日金曜日

カァーカァー

カァーカァー
その聞き慣れない声にぽくこはあたりをキョロキョロ。
はじめはぽくこが何に興味を示しているのかわからなかった。
私にとってカラスの鳴き声など日常ありふれた音で全く意識しなかったからだ。
なんどかカラスが実家の近くを通りすぎ、そのたびにぽくこが窓の外を眺めてキョロキョロするのでようやくカラスの声を気にしていることに気づいた。
あぁ、そうか。マンションにいるとカラスの声が聞こえてくることはあまりない。
窓を開け放つ季節には聞こえるのかもしれないが、ぽくこが生まれてからこれまでにその季節は一度だけ訪れたがその頃のぽくこはそんなことにはまだまだ興味を示す月齢ではなかった。
あれはカラスさんだよ。カーカーと鳴いてお家に帰るんだよ。と、教えた。
それから何度かカラスが通りすぎ、カーカーと声がした。
そのたびにぽくこは動きを止め、息をひそめてその声に集中していた。
ぽくこにとって最初に身近に感じた動物がカラスになった。

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