今日はダンナさんのお誕生日だ。
時間がなくて手の込んだ料理はできないけれどせめて好きなものを作ろう。
準備万端で待っているけれども帰ってこない。
ずいぶん遅くなって電話が鳴った。
「転勤になった。」
昨日だと思っていた辞令は今日だったのだ。
ここは全国でも珍しい出生率が右肩上がりの都市で、中でもこのあたりは子供がとても多い。
私が生まれた頃のように子供が多くてとても賑やかだ。
歩いていける距離にショッピングモールがあり、車で5分も走ればアウトレットもある。
小児科の先生も良い先生だし、重篤な場合のこども専門病院もすぐ近くにある。
眺めのよいベランダから毎日綺麗な夕焼けをぽくこと眺めた。
すぐ近くを流れる川のほとりをぽくこと散歩した。
そしてなにより実家にちかくて困ったときに助けてもらえた。
あると当たり前になってしまって感謝の気持ちが薄れがちだけれどこんなにも恵まれたところに住んでいたんだと実感。
いつでも会えるからと思っているうちに転勤。
もっともっとぽくこを会わせてあげればよかった。もっともっと・・
いろんな後悔が心を締め付ける。
遠く離れた知らない街にいく。
今度はぽくこもいる。不安でいっぱい。
しっかりしなきゃと思うけれど不安でいっぱい。
6回目の転勤。涙がこぼれたのは初めてだ。
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