2009年1月23日金曜日

キャーツ!!

最近のぽくこはこの奇声を発することが本当に多い。
特別なことをしようとしてではなく、オムツを取り替えるために寝せたり、着替えのために洋服の首を通したり・・
今まで普通にしていた当たり前のことに憤慨してこの奇声を発するのだ。
初めのうちはその声にこちらが驚いて、ぽくこのするがままにさせていた。
逃げるぽくこをオムツを持って追いかける。最近は拍車がかかって立ったままの状態で取り替えさせられたり・・
オムツひとつ取り替えるのに汗だくになってクタクタ・・。すっかりくたびれ果ててしまった。
動き出すとこんなに大変なの?とゲンナリしていたところでとあるテレビ番組でぽくことほぼ同じ月齢の子が大人しく仰向けに寝たまま兄弟にオムツを取り替えて貰っている姿が映った。それは、それは今の私にとって衝撃だった。
このくらいになるとみんなこんな風にオムツをもって子供を追いかけ回してるんだろうと思いこんでいたからだ。
どうやらそうではないらしい。
私の育て方が悪いの?甘やかしすぎたの?どうしてそんなに何をしても怒るの?
なんだか暗いトンネルから抜け出せない。

2009年1月21日水曜日

進歩

離乳食・・・あんなに嫌がっていた離乳食を近頃は楽しみにしているようだ。
好きな物の合間に嫌いな物を取り入れて挑戦、克服を試みている。
ほうれん草はリンゴで克服したし、ブロッコリーも豆乳でホワイトソースにしてあげたらおいしそうに食べきった。
そして今日、何度となく吐きだした豆腐をとうとう克服した。
残るは玉子だ。
おかゆにのせてみたり茶碗蒸し風にしてみたり、、子供がすきそうにアレンジするけれども絶対に食べない。
子供は玉子が大好き。というイメージだったけれど、、案外そうでもないようで。

ちなみにぽくこはすっかり出遅れて、まだ7ヶ月児と同程度の離乳食を食べている。
それでも一口で仰け反っていたあの頃を思えばものすごい進歩だと思う。

そしてもう一つの変化が足だ。
「立つ」ことの魅力にとりつかれて早一週間。
大好きで撫で回していたぽくこのプヨプヨの太ももが少しずつ皺が薄くなり、固くなり始めた。筋肉になり始めたのだ。
義妹が「ぷよぷよした赤ちゃんが触れてうらやましい」と言っていたその意味を噛みしめる。
ぽくこはどんどん大きくなり赤ちゃんではなくなっていく。

2009年1月20日火曜日

お散歩

久しぶりに良いお天気。
これならお散歩にでかけても気持ちよさそう。
そう思ってぽくこを連れて出かけた。
ぽくことお散歩は何日ぶりだろう。

川の水は見事に澄んで、かもめがゆらゆらと揺られていた。
ベビーカーからぽくこを抱き上げてかもめや鴨をみせてあげた。
かもめをみたかどうかわからないけれど、暖かい日差しと心地の良い風が嬉しかったのか
ぽくこは腕の中でパタパタと喜んでいた。

明日も晴れるかな。
明日はまた別のコースでお散歩しようね。

2009年1月15日木曜日

つかまり立ち

あぁーーーーっ!!
最近この奇声が多い。
最初は何を望んでいるのか分からなかったけれど、どうやら「立たせてよー!」と言っているのだとわかった。
そして今日、ぽくこは支えなく一人で立った。
ぽくこが具合悪くなって、私がわるくなって・・・
そうこうしている中でもぽくこは着実に成長を続けていたのだ。
そしてまだ上手くできない「それ」にぽくこは夢中で、寝ても覚めても「たっち」。
人ってこんなにどん欲に努力するもんなんだなぁ。と子供が立とうと努力する姿に感心した。
そんな風に感慨にふけりながら洗濯物を干しているとカタンと音がする。
ふとぽくこの方を見ると、クリスマスにプレゼントした木のおもちゃで遊んでいる。
ついこの前までは、「くっついたままで手に取ることもできないし、全然つまんない」といった表情でプイと横を向いてしまったのに。
たった数週間の間にそのおもちゃの意図を理解して、ループにそって人形を動かしている。
立ったことよりも、その脳の発達に妙に感動して涙が出た。
とにかくどんどんすごいスピードで進化していく。
その姿をじっと見つめることができることは本当に幸せだ。

2009年1月13日火曜日

ママ。

お昼前、ぽくこが午前のお昼寝についたのと同時に母はやってきた。
午前の診察には間に合わなかったけれど、ぽくこがまだ眠っている午後一番の診察を受けに病院へ行った。
病院に着くとすぐにマスクの着用を言い渡された。
発症から時間が経っているから分からないけれど、もしかしたらインフルエンザだったのかもしれない。

帰宅するとぽくこは母の背中で再び眠っていた。
起きてすぐミルクを飲み、泣き出したのですぐに負ぶったのだという。
起きたばかりなのに眠るなんて珍しいと思ったが、泣きわめくでなく眠っていたならよかった。
そのすきに横になった。
唾も飲み込めないほど喉が腫れ、熱で節々が痛むから眠ることはできなかったが時折ウトウトとした。
あまり静かなので隙間からリビングを覗いてみた。
ぽくこは珍しく仰向けのまま紙おむつを両手に持ち、無表情にその紙おむつの揺れる様をこの上なくつまらなそうに見つめていた。

しばらくしてリビングに顔を出すと、いつかの健康診断の時のような感動の再会ではなくぽくこ
「アタシを置いて、どこに行っていたのよ!」といった表情でこちらを見据えたが
すぐに両手を大きく広げて抱っこをせがんできた。

パパがおもりをした二日間は「ママ、ママ」と叫んでいたのに今日はついに一度もママと呼ばなかった。
ぽくこなりに頑張って我慢したんだろう。

2009年1月12日月曜日

今度は・・

ぽくこはみるみる元気を取り戻していった。
食欲はまだ以前の半分にも満たないけれど、元気に遊ぶ意欲をみせるようになったのだ。
時折うっぷと気持ち悪そうな表情をみせるけれどあと一歩。とにかく快方へとむかっている。

そして異変は私に起こった。
昨晩病院から戻ってから背中がきしんで痛い。
気が付いたら寒くて寒くて凍えて動けず、着替えることも困難だった。
無理矢理布団に潜り込んだけれど、体がガタガタ震えて眠れない。
熱を測ったら39度になっていた。
とにかく眠ろう。とひたすら眠って迎えた朝、ほんの少し熱は下がっていた。

ダンナさんがぽくこの面倒をみるから寝ていていいよと言ってくれたけれど
扉の向こうでぽくこが「ママ、ママ」と泣いているのが聞こえる。

明日から平日・・、ダンナさんは出張だ。
今日中になんとか治さなきゃ。
そう気持ちは焦るけれど、体は全く動かない。

夜になり再び熱が上昇した。
・・・ダメだ。明日ひとりでぽくこの面倒を見るのはムリだ・・。
つい先日ヘルプをお願いしたばかりで気が引けたけれど、母になんとか来て欲しいと電話をかけた。
近くに頼れる人がいて本当によかったと心の底から思った。

2009年1月11日日曜日

再び

朝から依然として食欲がない。
午後からはポカリスエットも嫌がり、ひと口ふた口でやめてしまう。
ねぇお願い、飲んで。
そう祈りながら口まで運ぶけれども飲んでくれない。
そんなに飲まなかったら脱水して死んじゃうよぅ!
不安でいっぱいになって、夜再び急患センターを訪れた。
これまでの経過を細かく伝えると
「上手に嘔吐を乗り切ろうとしています。赤ちゃんなりに吐き気と戦って、必要最低限の水分を採っているんです」
と説明を受けた。
もうひとがんばり。
吐き気止めで後押ししてあげたら、少しずつ飲むようになるでしょう。とのことだった。
祈る気持ちで飲み薬を少量のポカリスエットで溶いてあげたら眠りにおちながら全部飲み干してくれた。
すっかり寝てしまってから坐薬もした。

すこしは楽になるだろうか。
明日は少しは笑ってくれるだろうか。
こんなに苦しそうな顔は見ていて本当に辛い。
明日は可愛い笑顔を見せてくれたらいいな・・。

2009年1月10日土曜日

ごめんね

いつもより早くぽくこの朝は訪れた。
しかし復活しかけていた食欲が・・・ない。
5時にミルクをほんの少し飲んだ後、7時に再び泣くので単純に飲み足りなかったんだと思ってミルクをあげた。
しかし大して飲まずにまた8時に泣いた。
おかしいなぁ?と思った矢先、ぽくこが再び吐き戻した。
吐き戻した量は大したことがなかったが、オムツをかえるのに大人しく上を向いたまま寝っ転がっている。
これは絶対におかしい!と確信した。
もうこの頃はコロコロと転がりくるくると回転し、とにかくオムツを替えるのが大変なのが日常だからだ。
それに今目覚めたばかりなのにもうウトウトとしている・・・傾眠状態だ。
すぐに小児科に連絡をしてぽくこを連れて行った。待合室で待っている間もまた嘔吐・・。
あぁ、、可哀想に。もう元気になったと思ったのに。
少し微熱があるから前回の続きではなく、新しいウィルスだろうと先生。
再びポカリスエット生活が始まることに・・・。
数時間の断食のあと、ぽくこにポカリスエットを与えたけれど、、、お腹が空いているはずなのに飲まない。
熱を測ると38度に上昇している。
これから連休に入ることを考えると安心できない。
夕方、再びぽくこをつれて急患センターに走った。
2日間排便が無いことを伝えると浣腸をしてみることになった。
大量の排便の後、ぽくこはポカリスエットを50cc飲んで深い眠りに落ちた。
家に着いてから、ぽくこの熱はぐんぐんと落ちて平熱になった。

離乳食になってからぽくこのうんちは滞りがちだった。
お腹をマッサージしたり、綿棒で刺激をしたり・・・
いろいろ手だてはあったけれど、おむつ交換の度に大暴れすることに追われて「次にしよう」と先延ばしにしていた。
それがこんな大事になるなんて。
もっと気をつけてあげていればこんなことにはならなかったのに。
ごめんね、ぽくこ。
沢山寝たら明日は少しは食欲が出るといいけれど。

2009年1月8日木曜日

りんごはもう飽きたよぅ!!

やはりまだ具合が悪いのだろう。
お気に入りのおもちゃで気を引いても、遊ばずにすぐにこちらを向いて抱っこをせがむ。
抱っこでも何でもこの吐き気の気持ち悪さかを一瞬でも忘れられるなら何だってしてやるぞ!
そういう気持ちになる。

昨日と同じにしちゃいけないと思って朝から慎重に飲み物を与えていた。
しかし、、相手はロボットじゃなくて人間。
「りんごはもう飽きたよぅ!!」と言い出した。
言われてみれば当然のことで・・そりゃそうだよね。
んーーーー。どうしよう。薄めたミルクで昨日は吐いたし・・・。

分からないことは経験者に聞くべし!
二児の母である義妹に聞いたところ・・
「お腹空いてるなら薄いミルクでもいいかも。吐いたらまたはじめからやり直して・・その繰り返しをしているうちに治っていくから」
というアドバイスをもらった。(もちろん他にもおすすめの食事を教えてくれた上でです)
なんていうか、、気が楽になった。
もう吐かせちゃいけない。失敗しちゃいけない。と思ってた。
『もうミルクをちょうだいよぅ!!』とぽくこが訴えるので薄めたミルクをあげてみたら40ccほど飲んで落ち着いた様子ですぐに眠りに落ちた。

昨日と同じ内容だけれど、、本当に本当にいろんな人に支えられて子供は育つんだなぁとつくづく・・。

2009年1月7日水曜日

おかあさんありがとう

そのウィルスは家族全員を襲っていてダンナさんも昨晩具合を悪くして帰宅した。
かく云う私も昨晩から9度近い熱になり寒くて寒くてたまらない。

昨日全く吐かなかったから大丈夫だろうと安易にそう考えて1/2濃度のミルクをぽくこにあげた。
すると昨日と全く同じようにぽくこが吐き戻した。
もう大丈夫だと勝手に思いこんでいた私はかなり狼狽した。
その直後、「ぽくこちゃんの具合はどう?」とお姑さんから連絡があった。
張り詰めた緊張の糸がふっと切れて思わず泣き出してしまったが「笑って笑って。お母さんは笑ってないと赤ちゃんが感じちゃうから」
そう言われて我に戻った。
そうだ、がんばらなきゃ。

それからしばらくして今度は実家の母が両腕に持ちきれないほどの荷物を抱えてやってきた。
私が身動きがとれないほどの状況だったら聞けないからと鍋に出汁に砂糖・・・。
早起きしてご飯も炊いて小分けにしてラップにいくつもくるんで・・・

あぁお母さんって本当に有り難い。
私たち子供はこうやっていろんな人に支えられて大きくなったんだなぁ。
と頭ではなく心で理解した日だった。

2009年1月6日火曜日

がんばれぽくこ

それは突然の出来事だった。
いつものように早い朝を迎えたぽくこにミルクをあげていたら突然哺乳瓶をはね除けた。
ん?ゲップかな?と思って抱き起こした瞬間、ぽくこはたった今飲んだミルクを滝のように吐きだした。
一瞬の出来事で思考が停止しそうになったけれどとにかくぽくこの背中をさすって残らず吐き出させた。
たまたまかなぁ?と思ってしばらく時間をおいてから再びミルクをあげてみたけれど、全く同じような状況で吐きだした。
間違いない!嘔吐下痢症だ。
着替えさせたらすぐに病院を予約して病院に走った。
「子供の集まるところに行ったでしょ?」と聞かれて図星。
一昨日、歯が生えたぽくこの歯ブラシを買いに行ったら予想以上に随分と混み合っていたのだ。
こんなに人がいるところに居たら風邪もらいそうだなぁ・・と思っていたけれどそうなってしまった。

先生の指示通り、アクエリアスを少しずつ少しずつ・・・
気持ちが悪くても胃が空になれば空腹感は襲ってくる。それなのにママはほんの少し変なジュースをくれるだけ。
はじめは「なんでそんな意地悪をするの?」という表情で泣きじゃくったが、一定の時間がくればまたそのジュースが運ばれてくることを悟るとぽくこは泣かずにじっと我慢して次の時間を待った。
以前の入院の時も思ったけれど、本当にこの子は我慢強い。

その後、一度も吐くことなく夜を迎え疲れ切ったのかぽくこはリンゴジュースを飲んだらコトリと寝た。
私の不注意でこんなことになって本当に可哀想なことをした。
後悔しても仕方ないけれど、ごめんねぽくこ。

2009年1月3日土曜日

ママ!

これまでにもそれらしき「まま」はあったのだけれど喃語の「まんま・まんま」かなという微妙なものだった。
しかし今日、間違いなく姿が見えない私を捜してぽくこは「ママ!」と叫んで泣いた。

正月休み中のダンナさんがそばについているから安心して家事をしていた時、その声が聞こえた。
すぐに飛んでいくよりも前に感動で胸がいっぱいになってしまった。
生まれてからこれまでの間、沢山の呼び方で呼ばれてきたけれど『ママ』は初めてだ。
そして世界中で私をそう呼ぶのはぽくこだけなのだ。
そう思うとものすごい感動で動けなくなってしまったのだ。

生まれてからまだたったの8ヶ月しか経たないのに同じテーブルに着いて座り、ママと呼び、立ち上がろうとしている。
あぁ赤ちゃんって本当にあっと言う間に大きくなっていくんだなぁ。
気がつけばぽくこはもう赤ちゃんぽさがあまりない。
子供の成長に置いてけぼりにされそうだ。