ぽくこはみるみる元気を取り戻していった。
食欲はまだ以前の半分にも満たないけれど、元気に遊ぶ意欲をみせるようになったのだ。
時折うっぷと気持ち悪そうな表情をみせるけれどあと一歩。とにかく快方へとむかっている。
そして異変は私に起こった。
昨晩病院から戻ってから背中がきしんで痛い。
気が付いたら寒くて寒くて凍えて動けず、着替えることも困難だった。
無理矢理布団に潜り込んだけれど、体がガタガタ震えて眠れない。
熱を測ったら39度になっていた。
とにかく眠ろう。とひたすら眠って迎えた朝、ほんの少し熱は下がっていた。
ダンナさんがぽくこの面倒をみるから寝ていていいよと言ってくれたけれど
扉の向こうでぽくこが「ママ、ママ」と泣いているのが聞こえる。
明日から平日・・、ダンナさんは出張だ。
今日中になんとか治さなきゃ。
そう気持ちは焦るけれど、体は全く動かない。
夜になり再び熱が上昇した。
・・・ダメだ。明日ひとりでぽくこの面倒を見るのはムリだ・・。
つい先日ヘルプをお願いしたばかりで気が引けたけれど、母になんとか来て欲しいと電話をかけた。
近くに頼れる人がいて本当によかったと心の底から思った。
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