お昼前、ぽくこが午前のお昼寝についたのと同時に母はやってきた。
午前の診察には間に合わなかったけれど、ぽくこがまだ眠っている午後一番の診察を受けに病院へ行った。
病院に着くとすぐにマスクの着用を言い渡された。
発症から時間が経っているから分からないけれど、もしかしたらインフルエンザだったのかもしれない。
帰宅するとぽくこは母の背中で再び眠っていた。
起きてすぐミルクを飲み、泣き出したのですぐに負ぶったのだという。
起きたばかりなのに眠るなんて珍しいと思ったが、泣きわめくでなく眠っていたならよかった。
そのすきに横になった。
唾も飲み込めないほど喉が腫れ、熱で節々が痛むから眠ることはできなかったが時折ウトウトとした。
あまり静かなので隙間からリビングを覗いてみた。
ぽくこは珍しく仰向けのまま紙おむつを両手に持ち、無表情にその紙おむつの揺れる様をこの上なくつまらなそうに見つめていた。
しばらくしてリビングに顔を出すと、いつかの健康診断の時のような感動の再会ではなくぽくこ
「アタシを置いて、どこに行っていたのよ!」といった表情でこちらを見据えたが
すぐに両手を大きく広げて抱っこをせがんできた。
パパがおもりをした二日間は「ママ、ママ」と叫んでいたのに今日はついに一度もママと呼ばなかった。
ぽくこなりに頑張って我慢したんだろう。
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