2008年2月22日金曜日

嬉しい電話

ナンバーディスプレイのオプションを追加してから半年ほどが経過した。携帯に慣れてしまうと発信元がわからない自宅の電話がなると意外に躊躇してしまうようになったのだ。番号が表示されると知らない番号であっても県内かどうかは一目でわかるようになり安心感が生まれた。・・・そんなに神経質になるほど自宅の電話は鳴らないのだけれど。
その電話が今日鳴った。「0186」から始まる番号・・・秋田だ! わくわくしながら受話器を取ると、小樽に発つ日涙を流して別れを惜しんでくれた友の懐かしい声が響いてきた。雪深い北国で互いの家を行ったり来たりした友達。 あんなに近くにいたのに今は気が遠くなるくらい遠くになってしまった。あれから何年も時が経ち、一度遊びに行ったきりなかなか行けなくなってしまっていた。
 時間の空白を飛び越えて昨日の続きのようにたくさん話をした。そのうちシビレをきらした彼女の息子たちが電話の向こうで奇声を上げ始めた。秋田にいる頃、彼女もなかなか子供に恵まれず互いに励まし合っていたけれど彼女は一足先に二人の息子の母となっている。
先日彼女からかわいい手作りテディベアが届いた。子育てに追われる中で私とぽくこのために心をこめて作ってくれたのだ。ずいぶん遅れて出産を迎える私にがんばれ!とエールを送ってくれたのだ。
「いつか、会いに行くからね」そう約束したけれど、ぽくこがいくつになったころそれは実現するだろう。ぽくこにもあのすばらしく美しい東北の雪景色を見せてあげたい。

1 件のコメント:

koyo さんのコメント...

遠くで見守ってくれている友達がいるのって本当に心温まりますよね。
直ぐに会いに行けるように成りますよ。時間なんてあっという間に飛んで行ってしまうのですから。
その日が早く来ると良いですね。