2008年9月20日土曜日

おるすばん

とうとう健康診断の日が訪れた。
一日哺乳瓶で過ごしたらまたまた母乳を嫌がるようになるかも・・それが心配の種だったこの日。
早朝、約束通り母が子守に来てくれた。
いつも利用していたすぐ隣のパーキングが数日前に突如閉鎖されてしまい、どこに車を止めるかでアタフタして大した引き継ぎもなく母にぽくこを委ねてあわただしく出かけた。
出かける直前、不穏な空気を察知したのかぽくこが大泣きを始めた。
しかし毎日朝起きてオッパイをのんでひとしきり遊ぶと再びまとめて寝るのが日常なので案外帰ったらまだ寝ていたりして・・なんて思いつつ案外安心して出かけたのだった。

でもでもやっぱり子供を置いてくると気になって仕方がない。
途中で更衣室に戻り母に電話をしてみると・・・ぽくこの泣き声で母の声が聞こえない・・。
どうやら出かけた後、うとうととはしてもすぐに目を覚まして号泣しているらしい。

検診がすんでようやく自宅のドアをあけ、リビングに入るとそこには髪を振り乱し疲れ果てて呆然と座る母の姿が・・。
振り向いてぽくこを探すとしかめ面をしたまま眠っている。
母に「お疲れ様でした。お昼これから?ゆっくり食べて。」と声をかけているとぽくこが「う〜ん」と声を上げた。
目を覚まさなかったが母にゆっくり食事をしてもらうためにぽくこをベッドに連れて行こうと抱き上げると、この上なく不機嫌そうにぽくこが目を開けた。
次の瞬間、「ママだ!!!」とぽくこの目がキラキラと輝いた。
あぁ待っていてくれたんだ。なんって愛おしいんだろう。
それからのぽくこは何をしてもご機嫌でニコニコ幸せいっぱいに笑っていた。
まだ分からないだろうと思って気軽に預けたのだけれどぽくこにも母にも大変な思いをさせてしまったけれどママになった幸せを実感した忘れられない日になった。

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